早稲田大学環境資源工学会は、早稲田大学創造理工学部環境資源工学科(以下、早大環境資源工学科または学科と記す)で、学び、語らった卒業生の親睦を図ると共に、早大環境資源工学科の後援を目的として設立されたOB・OGの組織であります。

早大環境資源工学科は、1909年(明治42年)に「採鉱学科」として、理工学部で3番目の学科として創設されてから110年以上が経っており、学科を取り巻く社会環境により、鉱山開発時代(採鉱学科⇒採鉱冶金科⇒鉱山学科)、資源の時代(資源工学科)、環境・資源循環の時代(環境資源工学科)と社会の変化と共に学科名称も変化して来ております。

このように変化する社会において、同学科で学んだ先輩や仲間達は、常に最先端で活躍し続けており、これからもIoTやAIの進化、資源の再利用の促進など、ますますグローバルに変化し続ける社会環境に適応して、我々卒業生の活躍する場は拡大して行くと考えます。

当会の目的は、創立以来、早大環境資源工学科が世界に役立つ優れた学問・研究を続け、世界に誇れる人材輩出に貢献し続けるため、「学科・現役学生」と「社会・卒業生」を繋ぐ架け橋となることです。その活動は、卒業生の寄付による「早稲田大学 環境資源工学会奨学基金」を運営し、奨学金として学科4年生を対象とした支援を行うと共に学科1年生を対象とした「環境資源と社会」と題した提携講座の提供などを通じて、学科の発展に貢献する活動をしております。それにより卒業生同士、また卒業生と現役生との強い関係を構築して行きます。

私は、本年6月の総会にて川﨑前会長より当会の四代目会長職を引き継がせて頂きました。今後も皆様のご協力を得て、早大環境資源工学科卒業生の皆様方相互の「架け橋となる」会を目指す所存です。どうか、今まで以上のご支援、並びに会員の皆様方の当会活動への積極的な参加をお願い申し上げます。

2023年11月
早稲田大学環境資源工学会
会長   為栗 浩一 (1986年卒)